(読み)ロウ

デジタル大辞泉 「朗」の意味・読み・例文・類語

ろう【朗】[漢字項目]

[音]ロウラウ)(呉)(漢) [訓]ほがらか
学習漢字]6年
曇りなく澄んで、明るい。「朗月清朗晴朗
気持ちが明るく、わだかまりがない。「朗報明朗
声がはっきりとしていて、よく通る。「朗詠朗吟朗読朗朗
[名のり]あき・あきら・お・さえ・とき・ほがら

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精選版 日本国語大辞典 「朗」の意味・読み・例文・類語

ほがら【朗】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙ほがらか(朗━)
    1. [初出の実例]「神明は内には智恵朗(ホガラ)にして、外には慈悲妙へ也」(出典:米沢本沙石集(1283)一)

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普及版 字通 「朗」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 10画

(旧字)
11画

(異体字)
11画

[字音] ロウ(ラウ)
[字訓] あきらか・ほがらか

[説文解字]

[字形] 形声
声符は良(りよう)。良は風箱留実、風を通して穀をよりわけ塵を除くもので、よく通る意がある。〔説文〕七上に正字をに作り、「なり」という。月光のよく澄徹する意である。その光の朗々たることから、朗悟の意となり、また朗読・朗吟のように、淀みない意に用いる。

[訓義]
1. あきらか、あかるい。
2. ほがらか。
3. たかい、よくとおる。

[古辞書の訓]
名義抄〕朗 アキラカナリ・ホガラカナリ

[語系]
lang、亮liangは声義近く、ともに明朗の意がある。諸亮、字(あざな)は孔明、名と字と対待の義による。

[熟語]
朗詠朗咏朗豁朗鑒・朗旭・朗襟・朗吟・朗月・朗言・朗悟朗識・朗秀・朗俊朗儁・朗照朗誦・朗心・朗清朗然・朗爽・朗達朗旦・朗暢・朗笛・朗徹・朗天・朗読・朗抜・朗・朗目・朗夜朗耀・朗麗・朗朗
[下接語]
英朗・開朗・外朗・潔朗・玄朗・高朗・皎朗・曠朗秀朗・昭朗・清朗・晴朗・宣朗・朗・爽朗・聡朗・卓朗・澄朗・通朗・徹朗・天朗・明朗・融朗

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[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション 「朗」の解説

ほがらか【朗】

新潟の日本酒。酒名は、作曲古賀政男作詞・島田芳文の流行歌「丘を越えて」の歌詞にちなみ命名大吟醸酒純米吟醸酒本醸造酒普通酒があった。蔵元の「濱倉酒造」は文久2年(1862)創業。現在は廃業。蔵は新潟市西区内野町にあった。

出典 講談社[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションについて 情報

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