朝仁村
あさんむら
[現在地名]名瀬市朝仁・朝仁町・朝仁新町
金久村の北西に位置し、集落は海に臨む。地内に朝仁天川遺跡のほか朝仁貝塚があり、須恵器・青磁・白磁などが出土している。集落の東の入口に近く千年松(樹齢二〇〇余年、リュウキュウ松)がある。名瀬間切名瀬方のうち。正保琉球国絵図に村名の記載はないが、西方に「遠干潟」、東に「赤崎」が記される。正徳二年(一七一二)から元文三年(一七三八)まで龍郷方の田畑佐文仁が行った開発新田のうちに当村が含まれている(奄美大島史)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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