日本歴史地名大系 「朝日岳城跡」の解説 朝日岳城跡あさひだけじようあと 大分県:南海部郡宇目町上爪村朝日岳城跡[現在地名]宇目町塩見園 上爪上爪(こうづめ)集落の南東方、標高三〇五メートルの朝日岳の山上にある戦国期の山城跡。天正一三年(一五八五)大友方の武将星河(ほしご)城(現野津町)城主柴田紹安が築いて入城したという(大友興廃記)。築城年代を天正一〇年または一四年とする説もある。また城の所在地は内田(うちだ)村あるいは河尻(かわじり)村とする説がある(「宇目梓山覚書」中川家文書、「豊後国志」など)。天正一二年と推定される一二月二四日の大友府蘭書状(大友松野文書)に志賀道輝が宇目村に入り切寄等を検分して帰ったとみえる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by