精選版 日本国語大辞典 「朝日笄」の意味・読み・例文・類語 あさひ‐こうがい‥かうがい【朝日笄】 〘 名詞 〙 鹿の角を蘇芳(すおう)で染めた笄。色彩からこの名称がある。朝日櫛(ぐし)とともに、近世、元祿(一六八八‐一七〇四)頃、一説に宝暦(一七五一‐六四)頃流行したという。朝日笄の補助注記随筆「我衣」には「女子の櫛笄寛文迄は鯨なり〈略〉後鹿の角を蘇芳染にして朝日の櫛笄と云。上品也」とある。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例