朝普茶(読み)アサブサ

デジタル大辞泉 「朝普茶」の意味・読み・例文・類語

あさ‐ぶさ【朝普茶】

朝食前に食べる菓子の類。
二人子供が―前、忘れず、必ず桑山(=薬ノ名)ませて下され」〈浄・天の網島

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「朝普茶」の意味・読み・例文・類語

あさ‐ぶさ【朝普茶】

  1. 〘 名詞 〙 朝食前に食べる菓子の類。特に、朝、子供が目覚めた時に与える菓子。おめざ
    1. [初出の実例]「朝ふさやあしたのはらの萩花〈如貞〉」(出典:俳諧・続山の井(1667)秋中)
    2. 「ふたりの子供が朝ぶさ前(まへ)、忘れず必、くは山飲ませてくだされ」(出典浄瑠璃・心中天の網島(1720)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android