朝霜の(読み)アサシモノ

デジタル大辞泉 「朝霜の」の意味・読み・例文・類語

あさしも‐の【朝霜の】

[枕]日光に消えやすいところから「」「消え」にかかる。
「―なば消ぬべく思ひつつ」〈・二四五八〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「朝霜の」の意味・読み・例文・類語

あさしも‐の【朝霜の】

  1. 朝方の霜が消えやすいところから「け(消)、きゆ(消)」にかかり、また、同音の「木(け)」を含む地名「御木(みけ)」にかかる。
    1. [初出の実例]「阿佐志毛能(アサシモノ) 御木(みけ)さ小橋 侍臣(まへつきみ) い渡らすも 御木(みけ)のさ小橋」(出典日本書紀(720)景行一八年七月四日・歌謡)
    2. 「朝霜之消(け)やすき命誰(た)がために千歳(ちとせ)もがもとわが思はなくに」(出典:万葉集(8C後)七・一三七五)

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