木ノ尾村(読み)きのおむら

日本歴史地名大系 「木ノ尾村」の解説

木ノ尾村
きのおむら

[現在地名]浅井町木尾きお

乗倉のせくら村の北西川左岸に位置。西部に縄文時代の木尾遺跡、集落南西大人塚うしづか古墳、南西部山地に城山しろやま古墳・木尾古墳群、白鳳期の有段式登窯があり、登窯からは古瓦が出土している。南部山麓の内野神うちのがみ遺跡からは六世紀中頃から後半の須恵器坏が出土したほか、古墳時代後期の須恵器窯跡が検出された。慶長七年(一六〇二)八月日の検地帳(佐治文書)によれば田畠屋敷合五二町三反余・分米七一七石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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