浅井町(読み)あざいちよう

日本歴史地名大系 「浅井町」の解説

浅井町
あざいちよう

面積:八七・〇九平方キロ

東浅井郡の東部・北東部に位置し、郡域の過半を占める。東は坂田郡伊吹町、南は同郡山東さんとう町・長浜市、西は虎姫とらひめ町・湖北こほく町、伊香いか木之本きのもと町、北は金糞かなくそ(一三一七メートル)を境に岐阜県揖斐いび坂内さかうち村。北部山地に水源をもつ東俣谷ひがしまただに川と西俣谷川が合流して草野くさの川となり、ほぼ南流しつつ中部で東に迂回しながら町域の南西端で、南端を西流するあね川と合流する。中西部を草野川と並行する川は西に折れて湖北町域を流れ、これら三河川の流域に集落が形成されている。南部を南東から北西の方向に旧北国脇往還が走る。

古代、現町域の中部は浅井郡田根たね(和名抄)、南部は同郡湯次ゆすき(同書)に属したとみられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報