木ヶ津村(読み)きがつむら

日本歴史地名大系 「木ヶ津村」の解説

木ヶ津村
きがつむら

[現在地名]平戸市木ヶ津町

紐差ひもさし村の南東にあり、木ヶ津川が木ヶ津浦に注ぐ。江戸時代は下方紐差しもがたひもさし村のうちで、正保国絵図に「きかつ村」とあり、高一三五石余。明暦二年(一六五六)の田方帳抜書では下方紐差村内に木ヶ津免とある。元禄一二年(一六九九)の平戸領分郷村帳では下方村枝村として村名がみえ、高一三五石余。また下方村浦分の木ヶ津浦が記される。幕末期の伊能忠敬実測平戸領地図(松浦史料博物館蔵)川内かわち浦木ヶ津・紐指村枝木ヶ津とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android