木地村(読み)きじむら

日本歴史地名大系 「木地村」の解説

木地村
きじむら

[現在地名]玉川町木地

現玉川町の南部、標高一〇四二メートルの楢原ならばら山を中心とする山村で、面積は玉川町全体の四割以上を占める。集落のある谷間でも標高四〇〇メートルを超え、冬期積雪により交通不能となることが多い。楢原山の東麓、木地川に沿う下木地しもきじたけなる・上木地の三集落を鈍川木地にぶかわきじ、西麓蒼社そうじや川に沿う木地集落を竜岡木地りゆうおかきじという。村名は天保郷帳にみえない。鈍川村・竜岡村に含められていたのであろう。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報