木本城跡(読み)このもとじようあと

日本歴史地名大系 「木本城跡」の解説

木本城跡
このもとじようあと

[現在地名]大野市木本

寛永元年(一六二四)木本二万五千石(「片聾記」によれば一万石)を分知された三代福井藩主松平忠昌の末弟直良の居城跡という。この城は中世春日山かすがやま城を修築して居城したものと考えられ、その位置は木本の東南山麓にある高尾磐倉たかおいわくら神社境内、字てら堂山どうやま一帯といわれる。

また当地には慶長六年(一六〇一)結城秀康の入国後、木本五千石を与えられた客臣加藤康寛(宗月)の館跡があり、字御殿ごてんの地と伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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