木村尚達(読み)キムラ ナオタツ

新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「木村尚達」の解説

木村 尚達
キムラ ナオタツ


肩書
法相,検事総長,貴院議員

旧名・旧姓
旧姓=東

生年月日
明治12年5月27日

出生地
熊本県

学歴
京都帝大法科大学独法科〔明治39年〕卒

経歴
明治39年司法省に入省。41年検事となり、岡崎、千葉各地裁検事を経て、44年ドイツ留学、大正3年帰国。その後東京地裁判事、同部長、司法書記官兼司法省参事官、大臣官房調査課付検事兼司法書記官、司法省刑事部長、大審院検事、司法省刑事局長などを経て、14年検事総長、15年米内内閣の司法相となる。この間、大本教事件、血盟団事件、5.15事件、美濃部達吉天皇機関説問題を手がけた。15〜21年貴院議員。21年公職追放、26年解除後、法政大学教授を務めた。

没年月日
昭和22年11月1日

出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報

20世紀日本人名事典 「木村尚達」の解説

木村 尚達
キムラ ショウタツ

大正・昭和期の司法官 法相;検事総長;貴院議員。



生年
明治12(1879)年5月27日

没年
昭和22(1947)年11月1日

出生地
熊本県

旧姓(旧名)

学歴〔年〕
京都帝大法科大学独法科〔明治39年〕卒

経歴
明治39年司法省に入省。41年検事となり、岡崎、千葉各地裁検事を経て、44年ドイツ留学、大正3年帰国。その後東京地裁判事、同部長、司法書記官兼司法省参事官、大臣官房調査課付検事兼司法書記官、司法省刑事部長、大審院検事、司法省刑事局長などを経て、14年検事総長、15年米内内閣の司法相となる。この間、大本教事件、血盟団事件、5.15事件、美濃部達吉の天皇機関説問題を手がけた。15〜21年貴院議員。21年公職追放、26年解除後、法政大学教授を務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「木村尚達」の解説

木村尚達 きむら-しょうたつ

1879-1947 明治-昭和時代前期の司法官。
明治12年5月27日生まれ。東京地裁判事,大審院検事などをへて,昭和13年東京控訴院長。この間五・一五事件,大本教事件,天皇機関説問題などをあつかう。14年大審院検事総長,15年米内(よない)内閣の法相。退官後貴族院議員,法大教授。昭和22年11月1日死去。69歳。熊本県出身。京都帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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