木村恒久(読み)きむらつねひさ

百科事典マイペディア 「木村恒久」の意味・わかりやすい解説

木村恒久【きむらつねひさ】

グラフィックデザイナー。大阪府生れ。大阪市立工芸学校卒業。1960年代まではカラフルな抽象形態によるグラフィックで知られ,当時すでに日本を代表するデザイナーの一人に数えられた。1968年ころからジョン・ハートフィールドの作品に啓発され,フォトモンタージュの手法を開始,政治的メッセージや現代文明の終末を暗示する作品を次々と発表する。ハートフィールドの作品と違い,高精度の写真合成を駆使して,細部まで神経の行き届いた迫力ある画面を作り出す。十字架上のスーパーマンイグアナの大瀑布が出現したニューヨーク摩天楼など,その意表をつく大胆な構成には痛烈な風刺と鋭い文明批評が込められている。作品集に《キムラカメラ》(1979年)がある。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「木村恒久」の解説

木村恒久 きむら-つねひさ

1928-2008 昭和後期-平成時代のグラフィックデザイナー
昭和3年5月30日生まれ。35年日本デザインセンターにはいり,39年フリー。52年個展「木村恒久のビジュアル・スキャンダル原画展」で話題をよぶ。54年毎日デザイン賞。フォトモンタージュによって独自のパロディー世界をつくりだした。平成20年12月27日死去。80歳。大阪出身。大阪市立工芸学校(現大阪市立工芸高)卒。

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