木毛セメント板(読み)もくもうせめんとばん(その他表記)wood-wool cement board

日本大百科全書(ニッポニカ) 「木毛セメント板」の意味・わかりやすい解説

木毛セメント板
もくもうせめんとばん
wood-wool cement board
cemented excelsior board

木材繊維方向に約20センチメートルの長さに細長く削り出した繊維(木毛)を、水を加えたセメントで押し固めた薄板状のもの。細木毛セメント板、中細木毛セメント板などがある。軽量、強靭(きょうじん)で防火性に優れ(建築基準法に基づく準不燃材料)、かつ安価のため、その特長を生かし、屋根などの下地およびパネルの芯(しん)材などに使われている。

[森 実]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

リフォーム用語集 「木毛セメント板」の解説

木毛セメント板

木材を薄くひも状に削り、セメントを混ぜ、板状に圧縮成型した準不燃材。加工しやすく、軽量で断熱性・吸音性などに優れ、屋根や外壁の下地材などに用いられる。

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