木興村(読み)きこむら

日本歴史地名大系 「木興村」の解説

木興村
きこむら

[現在地名]上野市木興町

小田おた村の南。東の上野台地と西の長田ながた(木津川)の間の低湿地帯で、乙田おとだ町田まちだいけじり一帯に幅六間、長さ六〇間の長地形条里遺構があったが、昭和四二年(一九六七)の圃場整備事業で消滅した。室町初期に新田義貞の子孫義家が当地に移住して町井氏を伝えるが、文明二年(一四七〇)頃、山神やがみ村の町井氏が米良文書にみえ、その関係がうかがわれる(→山神村

元禄五年(一六九二)内検を改め、本高九三四・三四石、平高九七三・四〇七石、うち五石余は侍屋敷分。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む