木蓮科(読み)もくれんか

精選版 日本国語大辞典 「木蓮科」の意味・読み・例文・類語

もくれん‐か‥クヮ【木蓮科】

  1. 〘 名詞 〙 双子葉植物の科名。一二属約二三〇種が知られ、主に東アジアと北アメリカの温帯から熱帯に分布する。高木または低木で、葉は互生し托葉がある。托葉は大きく若芽を包み、その跡が枝の節に年毎に残る。花は頂生または腋生し、通常一個。両性または単性でへら状の総苞片に包まれている。花弁は普通へら形で輪状に生え、雄しべ雌しべはらせん状に配列している。雄しべは多数。子房上位で長い隆起した花托上に多数つく。離生心皮。日本にはこの仲間のコブシモクレンホオノキなどが自生し、また、北アメリカ原産のユリノキ街路樹として植えられている。こぶし科。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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