ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「末広ノズル」の意味・わかりやすい解説 末広ノズルすえひろノズルdivergent nozzle ドラバルノズル de Laval nozzleともいう。最初細まり,次に広がるノズル。蒸気または気体をノズルから噴出させる場合,断面積を流動方向に縮小する先細ノズルでは出口速度を音速以上にすることはできないが,先細ノズルの先に断面積を徐々に広げた末広ノズルをつけると,音速よりも大きい噴流を得ることができる。この最小断面積部をのど部 (スロート) と呼び,その圧力を p2 とすると,噴流出口の圧力 p3 が p3>p2 ならばノズル内の流れは亜音速で,p3 が p3<p2 ならば広がり部に超音速の流れが生じる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by