末次城跡(読み)すえつぐじようあと

日本歴史地名大系 「末次城跡」の解説

末次城跡
すえつぐじようあと

[現在地名]松江市殿町

現在の松江城地域にあった戦国期の城。現在はじよう山とよんでいるこの地は標高二八・四メートルの小高い丘陵で、かつては亀田かめだ山といった。史料に若干の不安はあるが、歴史上この城が登場するのは天文元年(一五三二)佐陀さだ城に拠って尼子経久反旗を翻した塩冶興久が経久方の末次城を攻めたのに対し、尼子義勝・国久らが宍道湖上から七千余騎を送ってこれを支援したのが最初である(「雲陽軍実記」など)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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