事典 日本の大学ブランド商品 「本くえ鍋セット」の解説
本くえ鍋セット
近畿大学〈水産研究所〉(和歌山県西牟婁郡白浜町)の大学ブランド。
水産研究所で養殖されたクエ入りの鍋セット。クエは本州中部以南に生息するハタ科の魚で、和歌山県では冬場の鍋料理として珍重されてきたが、近年では漁獲量が減少したために幻の魚とも言われている。水産研究所では昭和50年代後半からクエの養殖研究を開始、1988(昭和63)年には人工孵化に成功した。さらに、冬の低水温期には稚魚を奄美の漁場に移して育成することにより、養殖期間が短縮できるようになった。ゼラチン質の皮やアラ、脂ののった白身は深みのある上品な味わい。セットにはクエの切り身とあら、特製ぽん酢が入っており、鍋はもちろん、煮付けや唐揚げにも利用できる。内容量は、約1kgで4~5人前。価格1万1000円(税込)。10月から3月の期間限定。株式会社アーマリン近大(西牟婁郡白浜町)取り扱い。株式会社アーマリン近大は、近畿大学発ベンチャー企業。なお、「近大クエ」は、2006(平成18)3月に商標登録済(第4933273号)。権利者は、学校法人近畿大学。
(注)記載内容は事典編集当時(2010年2月)のものです。内容・価格等はその後に変更になった場合もあります。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の大学ブランド商品」事典 日本の大学ブランド商品について 情報