本吉村(読み)もとよしむら

日本歴史地名大系 「本吉村」の解説

本吉村
もとよしむら

[現在地名]瀬高町本吉

清水きよみず山西腹から麓に及ぶ清水きよみず寺参詣道筋に形成された村。香椎宮領本吉庄の遺称地。天正一五年(一五八七)八月二六日立花統虎(宗茂)は本吉村一〇町一丈を福有備後入道(親度)へ宛行い(「立花統虎知行宛行状」柳河藩史五)、同一六年一月一三日本吉庄内の聖母しようも(聖母大菩薩社)に社領一町六反を寄進(「立花統虎知行寄進状」小野家文書)、同月二八日にはこれに加え宮別当池田土佐守に社役領四反を寄進した(「立花統虎寄進状」同文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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