20世紀日本人名事典 「本多侃士」の解説
本多 侃士
ホンダ カンジ
昭和期の物理学者 東京大学名誉教授。
- 生年
- 明治32(1899)年1月21日
- 没年
- 昭和49(1974)年8月19日
- 出生地
- 長野県飯山
- 学歴〔年〕
- 東京帝国大学工学部電気工学科〔大正12年〕卒
- 学位〔年〕
- 工学博士〔昭和6年〕
- 主な受賞名〔年〕
- 浅野奨励資金(電気学会功績賞)〔昭和26年〕「高圧放電現象の研究」
- 経歴
- 大正12年理化学研究所西研究室に入り、昭和6年東大理学部非常勤講師、12年助教授、14年教授となり工業物理学講座担当。19年理研主任研究員となり本多研究室を開設。この間日本学術振興会特別委員会委員、学術研究会議研究班長を務めた。28年東京農工大教授併任。34年東大定年退官し名誉教授、のち東京電機大教授などを務めた。コロナ放電、ストリーマの研究などの業績をあげ、X線管の技術改善にも尽し、X線管協議会を主催。著書に「電子とその作用」「気体中の放電」「高電圧放電現象」「個体放電現象」など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報