本学挙要(読み)ほんがくきょよう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「本学挙要」の意味・わかりやすい解説

本学挙要
ほんがくきょよう

江戸時代末期の国学者大国隆正著書。2巻。安政2 (1855) 年 64歳の作。付録として『馭戎問答』がある。著者の立宗綱要ともみるべきもので,幕末人心急のおり,世界を統一すべき「もとつおしへ」として「忠孝貞」の道があることを高唱し,もって「宝祚無窮」の実を顕揚し,国威四方に宣布することを力説したもの。「本学」とは『古事記序文にある「本教」の旨を学び知る学術の意で,隆正の造語

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android