本来空(読み)ホンライクウ

デジタル大辞泉 「本来空」の意味・読み・例文・類語

ほんらい‐くう【本来空】

仏語。一切のものはもともと仮の存在であり、実体のないものであるということ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「本来空」の意味・読み・例文・類語

ほんらい‐くう【本来空】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。この世に存在する一切の万物は本来実有ではなく因縁による仮の存在であること。
    1. [初出の実例]「了すれば即ち業障本来空」(出典:正法眼蔵(1231‐53)三時業)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android