本林譲(読み)モトバヤシ ユズル

20世紀日本人名事典 「本林譲」の解説

本林 譲
モトバヤシ ユズル

昭和期の弁護士 元・最高裁判事。



生年
明治42(1909)年3月31日

没年
平成4(1992)年4月17日

出生地
兵庫県

学歴〔年〕
京都帝大法学部〔昭和7年〕卒

主な受賞名〔年〕
勲一等瑞宝章〔昭和56年〕

経歴
東京弁護士会副会長、日本弁護士連合会事務総長などを経て、昭和25〜29年最高裁判事を務めた。最高裁判事としては、26年教育の内容と方法に国が介入することを認めた旭川学力テスト事件高知県内で起きた7人殺傷事件、津地鎮祭違憲訴訟の大法廷判決などを手がけた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「本林譲」の解説

本林譲 もとばやし-ゆずる

1909-1992 昭和時代裁判官
明治42年3月31日生まれ。昭和8年弁護士開業。日弁連事務総長をへて50年最高裁判事。衆議院定数訴訟違憲判決や津地鎮祭訴訟判決に関与。高知県の七人殺傷事件では被告責任能力疑問をしめし,一・二審死刑判決破棄,差し戻しとした。平成4年4月17日死去。83歳。東京出身。京都帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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