被告(読み)ひこく(英語表記)defendant; Beklagter

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

被告
ひこく
defendant; Beklagter

民事訴訟,あるいは行政事件訴訟で,訴えの提起を受けた相手方当事者で,第1審訴訟にあたっての受動的当事者の名称。原告に対する語。訴状によって特定されることが必要である (民事訴訟法) 。だれが被告かは一般に,訴状の表示によって形式的に定まるものとされる。刑事訴訟法では,受動的当事者として取り扱われる者,公訴の提起を受けて訴訟が係属中の者を被告人という。

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デジタル大辞泉の解説

ひ‐こく【被告】

民事訴訟行政事件訴訟において、訴えられたほうの当事者の第一審における呼び名。原告に対する相手方。⇔原告
[補説]第二審では控訴した側を「控訴人」、控訴された側を「被控訴人」という。第三審では上告した側を「上告人」、上告された側を「被上告人」という。刑事訴訟公訴を提起された者は「被告人」という。

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世界大百科事典 第2版の解説

ひこく【被告】

民事訴訟(行政事件訴訟を含む)において,訴えを提起された受動的当事者の第一審での呼称。能動的当事者である原告に対する。控訴審,上告審での受動的当事者の呼称は被控訴人,被上告人であるが,被告も控訴・上告を提起して能動的当事者となることがありえ,したがって,被告,被控訴人,被上告人が同一人であるとは限らない。なお,刑事訴訟の〈被告人〉を参照。【高橋 宏志】

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大辞林 第三版の解説

ひこく【被告】

民事訴訟・行政事件訴訟において、原告により訴えられた側の当事者。 ⇔ 原告

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

被告
ひこく

民事訴訟は、紛争の中心にあって利害の相対立する2人が訴訟の主体となって相争うという形をとるが、そこでは特定の権利主張につき、自己の名において民事裁判権の発動を能動的に求める者(原告)と、その相手方として受動的に受ける者とが存在する。後者を民事訴訟における被告という。なお、刑事訴訟では被告人という。[池尻郁夫]

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