日本歴史地名大系 「本櫓丁」の解説 本櫓丁もとやぐらちよう 宮城県:仙台市仙台城下本櫓丁[現在地名]仙台市国分町(こくぶんちよう)二丁目・立町(たちまち)中(なか)ノ町の東、商人町立町の北裏。本材木(もとざいもく)町切の元柳(もとやなぎ)町から百騎(ひやつき)丁(東二番丁)まで、東西に割られた町であるが(封内風土記)、安政仙府絵図では東隣の国分町を東進すると東一番(ひがしいちばん)丁に突当り、百騎丁へは南筋違いに小路が通じる。西はもと商人町の元柳町で、その位置からあるいは町屋敷であったとも考えられるが、正保仙台城絵図では侍屋敷が割られている。ただし寛文九―一一年(一六六九―七一)の城下絵図の元柳町に南隣する角は職人屋敷である。元文三年(一七三八)櫓丁の火見櫓は北一番(きたいちばん)丁の養賢(ようけん)堂北西角に移されたため、もとの櫓丁を本櫓丁と称したという(昭和四年「仙台市史」)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by