日本歴史地名大系 「本海野村」の解説 本海野村もとうんのむら 長野県:小県郡東部町本海野村[現在地名]東部町大字本海野北国脇往還沿いで、村の南を千曲川が東から西へ流れる。東は田中村、西は下吉田(しもよしだ)村、南は千曲川対岸の坂井(さかい)村(現丸子町)、北は海善寺(かいぜんじ)村と境をなす。海野の初見は奈良正倉院御物「紐心麻綱墨書銘」に「小県郡海野郷戸主爪工部(はたくみべ)□調」と天平年間(七二九―七四八)である。文治二年(一一八六)「吾妻鏡」には「海野庄(殿下御領)」とある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by