札会所跡(読み)ふだかいしよあと

日本歴史地名大系 「札会所跡」の解説

札会所跡
ふだかいしよあと

[現在地名]高松市兵庫町

兵庫ひようご町の西から一区画目の中央部付近に、宝暦七年(一七五七)から明治四年(一八七一)まで置かれた藩札の取引所。弘化年間(一八四四―四八)の城下精図によると東隣は大和屋。宝暦七年高松藩は財政窮乏救済と殖産振興のため初めて銀札を発行、当所に札会所を設け、隣家に掛屋を置いて、役人ともども昼夜を分たず両替に当たらせた。掛屋については詳細は不明。発行された銀札(宝暦札)は一五〇目・一〇〇目・三〇目・二〇目・一〇匁・一匁五分・一匁・五分・三分・二分の一〇種。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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