札幌刑務所(読み)さつぽろけいむしよ

日本歴史地名大系 「札幌刑務所」の解説

札幌刑務所
さつぽろけいむしよ

[現在地名]東区東苗穂二条一丁目など

東区の南部にある。開拓使が札幌に本府建設を開始してまもない明治三年(一八七〇)に現在の中央区北一条西一丁目にあった札幌用度庫を修理して牢屋としたことが当刑務所のはじまり。同四年一一月現在の中央区大通西おおどおりにし二丁目に牢屋を新築、さらに同八年雨竜うりゆう通東側(空知通東方突当り、現在の東区北五―六条の東二―三丁目)に監獄所を新築した。同一三年、当時苗穂なえぼ村内であった現在の敷地に宮城県集治監(現宮城県仙台市)を模した結構で新獄舎建造、監獄本署として已決囚を収容し、雨竜通の獄舎は支署として未決囚を収監した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報