朱字(読み)シュジ

精選版 日本国語大辞典 「朱字」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐じ【朱字】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 朱で書いた文字。
    1. [初出の実例]「但朱字(シュジ)にて記載せしともあり」(出典:近世紀聞(1875‐81)〈条野有人〉初)
    2. [その他の文献]〔宋史‐礼志〕
  3. 印章で、文字の部分を凸(とつ)に彫って文字が朱色でしるされるようにしたもの。⇔白字(はくじ)
    1. [初出の実例]「印には朱白の刻法がある。朱字は崛起したもので」(出典:春城随筆(1926)〈市島春城〉趣味談叢)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android