朱字(読み)シュジ

デジタル大辞泉 「朱字」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐じ【朱字】

朱で書いた文字朱文
印章で、文字の部分凸形に彫って、文字が朱色に出るようにしたもの。朱文。⇔白字はくじ

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精選版 日本国語大辞典 「朱字」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐じ【朱字】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 朱で書いた文字。
    1. [初出の実例]「但朱字(シュジ)にて記載せしともあり」(出典:近世紀聞(1875‐81)〈条野有人〉初)
    2. [その他の文献]〔宋史‐礼志〕
  3. 印章で、文字の部分を凸(とつ)に彫って文字が朱色でしるされるようにしたもの。⇔白字(はくじ)
    1. [初出の実例]「印には朱白の刻法がある。朱字は崛起したもので」(出典:春城随筆(1926)〈市島春城〉趣味談叢)

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