朴金喆(読み)ぼくきんてつ(英語表記)Pak Kǔm-ch`ǒl

改訂新版 世界大百科事典 「朴金喆」の意味・わかりやすい解説

朴金喆 (ぼくきんてつ)
Pak Kǔm-ch`ǒl
生没年:1911- 

朝鮮民主主義人民共和国政治家朴達らとともに1930年代後半に抗日武装闘争に呼応した甲山工作委員会を指導し,37年逮捕されて無期刑を受けた。48年の2回大会以降労働党の中央委員として軍事外交等を担当。とくに50年代後半以降いわゆる甲山派(後期抗日武装闘争出身グループ)の中心人物として党務枢要に参画したが67年に失脚し,以後消息不明。失脚は対南工作上の意見差異によるともいわれる。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android