朽目(読み)くちめ

精選版 日本国語大辞典 「朽目」の意味・読み・例文・類語

くち‐め【朽目】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 板などのくさった部分
    1. [初出の実例]「瀬田の橋の馬ふみくちめ多み底のなみだぞ面影にたつ」(出典:散木奇歌集(1128頃)恋上)
  3. 和琴(わごん)名器一つ
    1. [初出の実例]「ひきとむるものとはなしにあふさかの関のくちめのねにぞそほつる」(出典:蜻蛉日記(974頃)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android