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杉本ゆり すぎもと ゆり

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

杉本ゆり すぎもと-ゆり

1813-1893 江戸時代後期のキリシタン。
文化10年生まれ。肥前彼杵(そのぎ)郡(長崎県)浦上村の助産婦で,元治(げんじ)2年大浦天主堂プチジャン神父に「ワレラノムネ アナタトオナジ」と最初に話しかけ,隠れキリスト信徒と名のりでる。明治4年,福山に一時流されるが,帰郷。後年,片岡弥吉の調査で発言者として特定された。明治26年10月4日死去。81歳。洗礼名はイサベリナ。

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書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

朝日日本歴史人物事典の解説

杉本ゆり

没年:明治26.10.4(1893)
生年:文化10(1813)
浦上のキリシタン。浦上村山里郷浜口(長崎市)の人。洗礼名イザベリナ。慶応1(1865)年,大浦天主堂においてプティジャン神父に自分がキリスト教徒であると告げ「キリスト信者発見」を実現させた最初の発言者。同事件の報告書プティジャン書簡は「一人の婦人」として名を記さなかったが,ルノー,L.A.の日記〈明治8(1875)年9月13日〉に同人がプティジャン司教から聞いた談話として「我らの胸あなたの胸と同じと言った一人の婦人はエリザベトつるといい,浜口の産婆」とあるのを手掛かりに片岡弥吉が調査を行ったことにより判明。明治4年の浦上教徒事件で福山配流,信仰を保って帰郷。<参考文献>片岡弥吉「信者発見当時の最初の発言者について」(純心女子短期大学長崎地方文化史研究所編『プチジャン司教書簡集』)

(片岡千鶴子)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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