片岡弥吉(読み)カタオカ ヤキチ

20世紀日本人名事典 「片岡弥吉」の解説

片岡 弥吉
カタオカ ヤキチ

昭和期のキリシタン研究家 長崎純心大学女子短期大学部教授・副学長。



生年
明治41(1908)年1月2日

没年
昭和55(1980)年2月21日

出生地
長崎県西彼杵郡浦上山里村(現・長崎市)

学歴〔年〕
日本大学高等師範部地理歴史科〔昭和5年〕卒

主な受賞名〔年〕
西日本文化賞〔昭和34年〕,日本エッセイスト・クラブ賞〔昭和39年〕「浦上四番崩れ」,長崎新聞文化賞〔昭和41年〕,朝日学術奨励賞〔昭和43年〕「浦上教徒事件の研究」,聖シルベストロ教皇大銀牌勲章〔昭和51年〕

経歴
長崎の浦上キリシタン出身で、キリシタン研究の権威。長崎純心高女教諭・教頭、純心女子専門学校教授を経て、昭和25年長崎純心大学女子短期大学部教授、44年副学長を務めた。「高山右近大夫長房伝」「永井隆生涯」「浦上四番崩れ」「かくれキリシタン」「踏絵」「日本キリシタン殉教史」などの著書がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「片岡弥吉」の解説

片岡弥吉 かたおか-やきち

1908-1980 昭和時代教育者,歴史家
明治41年1月12日生まれ。長崎の純心女子学園で教育にあたり,昭和44年純心女子短大副学長。キリシタン史の研究家として知られ,39年「浦上四番崩れ」で日本エッセイスト・クラブ賞。昭和55年2月21日死去。72歳。長崎県出身。日大卒。著作ほかに「長崎の殉教者」「かくれキリシタン」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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