杉田梅林(読み)すぎたばいりん

日本歴史地名大系 「杉田梅林」の解説

杉田梅林
すぎたばいりん

杉田村一帯では地質が悪く穀物や野菜作りに適さないため、梅の木を植え実を採ることが盛んであった。天正年間(一五七三―九二)付近を領していた小田原北条氏の家臣間宮氏が戦陣用の梅実を採るため梅を植えさせたと伝えるが不詳。「風土記稿」によれば初めて植樹されたのは一〇〇余年前とみえ、化政期(一八〇四―三〇)には数千株の梅林となっていた。梅はすべて単弁で実りがよく、江戸では杉田梅と称された。近隣の諸村も梅林を作り、梅実は毎年数百石も採れたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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