改訂新版 世界大百科事典 「李寧」の意味・わかりやすい解説 李寧 (りねい)(R)I Yǒng 朝鮮,高麗時代の代表的画家。生没年不詳。全州の人。仁宗~毅宗朝(1123-70)のころに活躍した。《高麗史》によれば,1124年使臣に随行して入宋した折,徽宗の命により翰林待詔の王可訓,陳徳之,田宗仁,趙守宗らに画を教えた。また徽宗の命で,高麗の《礼成江図》を描いて進上したところ,徽宗は〈近ごろ来朝する高麗画工は多いが,李寧のみが妙手である〉と賞し,酒,錦綺,綾絹等を授与した。執筆者:吉田 宏志 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by