材木町浜(読み)ざいもくちようはま

日本歴史地名大系 「材木町浜」の解説

材木町浜
ざいもくちようはま

[現在地名]堺市材木ざいもく西にし二丁

材木町中浜なかはまより西、海岸に至るまでの町。南は車之くるまのはま菅原すがわら神社の神体は延喜年間(九〇一―九二三)当地に漂着したと伝え、行宮があって神輿の渡御が行われた。元禄二年(一六八九)堺大絵図には「材木町浜」と記され、浜六間はまろつけん筋に東面する一一筆の宅地割をもつ片側町で、町会所は中ほどに所在。浜通りの西は波よけの石垣が築かれていたが、宝永四年(一七〇七)堺町絵図(堺市立中央図書館蔵)では石垣の西に埋立による屋敷地が造成され、これはのちに西本願寺祠堂屋敷となった(享保一七年「堺絵図」同蔵)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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