村上正二(読み)ムラカミ マサツグ

20世紀日本人名事典 「村上正二」の解説

村上 正二
ムラカミ マサツグ

昭和・平成期の東洋史学者 東京都立大学名誉教授;日本モンゴル学会名誉顧問。



生年
大正2(1913)年9月8日

没年
平成11(1999)年7月10日

出生地
宮城県仙台市

出身地
東京

学歴〔年〕
東京帝大文学部東洋史学科〔昭和12年〕卒,東京帝大大学院文学研究科東洋史学専攻〔昭和14年〕修士課程修了

主な受賞名〔年〕
勲三等瑞宝章〔昭和62年〕

経歴
イスラム文化協会、東方文化学院東京研究所、北亜細亜研究所、東京帝大東洋文化研究所などの嘱託や研究員を経て、昭和20年横須賀海兵団に入隊戦後は東京大学、東京女子大学の非常勤講師を経て、26年東洋大学文学部教授。28年東京都立大学人文学部助教授、43年教授、52年定年退職。同年大正大学文学部史学科教授、59年定年退職、特任教授となった。この間、31〜33年インドのデリー大学附属国際問題研究所中央アジア科主任教授。47年の日本モンゴル学会の創立時の発起人の一人で、56〜60年会長。平成2年から行ったチンギスハーン陵墓を探すための日本モンゴル合同ゴルバンゴル調査計画で日本側委員を務めた。著書に「モンゴル帝国史研究」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「村上正二」の解説

村上正二 むらかみ-まさつぐ

1913-1999 昭和-平成時代の東洋史学者。
大正2年9月8日生まれ。東洋大教授などをへて昭和43年都立大教授。のち大正大教授。この間インドのデリー大でもおしえる。モンゴル史を専門とし,平成2年からの「ゴルバン・ゴル合同学術調査」では日本側委員をつとめた。日本モンゴル学会会長。平成11年7月10日死去。85歳。宮城県出身。東京帝大卒。著作に「モンゴル帝国史研究」,訳書に「モンゴル秘史」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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