日本歴史地名大系 「村部村」の解説 村部村そべむら 大分県:宇佐郡安心院町村部村[現在地名]安心院町村部番木(ばんぎ)村の東にあり、同村と同じく中山(なかやま)谷最南奥に位置する。北は川底(かわそこ)村。近世の領主の変遷は妻垣(つまがけ)村に同じ。小倉藩元和人畜改帳では村辺村とあり、高五〇石。「男女無御座候」とあって無住の村である。しかし鎮守曾々路(そそろ)神社(明治年間境ノ坪五柱神社に合祀)の創建は天正年間(一五七三―九二)といい、集落は古くにつくられていたと思われる。元和年中(一六一五―二四)にはなんらかの理由で無住となっていたのであろう。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by