杜屋庄(読み)もりやのしよう

日本歴史地名大系 「杜屋庄」の解説

杜屋庄
もりやのしよう

保延三年(一一三七)九月二三日の杜屋庄検田帳(東大寺文書)に合計六町七段、その条里坪付は城下しきのしも東郷一八条三里七坪・八坪、十市東郷一九条三里一二坪・二九坪・三〇坪・三四坪・三五坪とあり、この条里による所在は現大字笠形かさがた味間あじま付近に比定される。長徳四年(九九八)の注文(東大寺要録)には「城上郡杜屋庄五町九反百歩」とみえ、これも東大寺領であるが、前記と同一かどうかは未詳である。十市東郷一九条の東に城上郡一九条が隣接するので、城上郡杜屋庄は十市東郷の杜屋庄部分に同名荘園として隣接していたのかもしれない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android