そま‐どり【杣取】
- 〘 名詞 〙
- ① 杣山から木材を切り出すこと。また、切った木を材木に造ること。造材。
- [初出の実例]「為二東大寺造営一被二寄附一之間、材木事、於二彼国一有二杣取等一」(出典:吾妻鏡‐文治三年(1187)四月二三日)
- 「山人のみほのそまとり取りもあへずひくを心と恋やわた覧」(出典:為重集(1380))
- ② 斧(おの)で、木材を少しずつけずること。
- ③ 五寸(約一五センチメートル)角以上の製材された角材。多く江戸時代に用いられた。〔地方落穂集(1763)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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