杣山(読み)ソマヤマ

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精選版 日本国語大辞典 「杣山」の意味・読み・例文・類語

そま‐やま【杣山】

  1. 〘 名詞 〙 材木にするための木を植えた山。材木を切り出す山。杣木のある山。杣木山。そま。
    1. [初出の実例]「吾が大君天知らさむと思はねば凡(おほ)にそ見けるわづか蘇麻山(ソマやま)」(出典万葉集(8C後)三・四七六)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「杣山」の意味・わかりやすい解説

杣山
そまやま

福井県中央部,南越前町にある山。標高 492m。日野川支流の阿久和川,田倉川によって三方を囲まれた要害の地で,南北朝時代,新田義貞斯波高経合戦のとき,瓜生保新田氏に応援してここで兵をあげた。山頂城塁,山麓に居館の跡があり,杣山城跡として国の史跡指定されている。

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世界大百科事典(旧版)内の杣山の言及

【杣工】より

…古代,中世において,杣山で伐木・造材を行う者。〈そまこう〉〈そまく〉とも読む。…

※「杣山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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