日本歴史地名大系 「杣木村」の解説 杣木村そまぎむら 新潟県:燕市杣木村[現在地名]燕市秋葉(あきば)町二丁目・同四丁目・白山(はくさん)町一丁目・同三丁目・杣木大田(おおた)村の北、灰方(はいがた)村の南にある。小字に館之越(たてのこし)・館之内(たてのうち)・西館内(にしたてうち)・釜屋(かまや)・居掛(いがけ)・山伏通(やまぶしどおり)などがある。字館之内の杣木館跡は東西一一〇メートル、南北一二〇メートル。前郷屋(まえごうや)の簑口家の伝承では、館の主は館の越次郎(館の次郎)で、黒鳥兵衛に攻め滅ぼされ、首は持去られたが死体は同家の屋敷林に葬られ、「尼の墓」と称したという。当村と国上(くがみ)村(現西蒲原郡分水町)の杣木姓とのつながりも考えられる。天正五年(一五七七)の三条衆給分帳(市川浩一郎氏蔵)に「白川彦八郎分 太田村・とゝろ木村・そまき・こ関村」とある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by