来見水道跡(読み)くるみすいどうあと

日本歴史地名大系 「来見水道跡」の解説

来見水道跡
くるみすいどうあと

[現在地名]丹原町来見

道前渓の左岸にある。来見村の用水路で、天明元年(一七八一)から工事を始め、寛政一〇年(一七九八)に完成した。大庄屋越智喜三左衛門が手鑿で岩石をくりぬき、その墓に「劈巌透水居士」とあるところからこの水道を劈巌透水へきがんとうすいともよび、伊予の青の洞門とも称せられるという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android