日本歴史地名大系 「丹原町」の解説
丹原町
たんばらちよう
丹原町
たんばらまち
周桑平野の西部に位置する。東は
松山藩により計画的に造られた物資集散のための在町で、慶安元年伊予国知行高郷村数帳(一六四八)から天保郷帳までの幕府公用帳には村名がなく、宝永七年(一七一〇)の松山藩の「周布郡大手鏡」に「丹原町」と記されている。同書によると今井村・池田村・願連寺村に囲まれた原野に、正保元年(一六四四)に長さ四町、横幅六〇間の在町を建設し、その地域に同四年に松並木を植えたので、この町を「松の町」ともよんだという。また「町立初三年目正保三
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報