東カラフト海流(読み)ひがしからふとかいりゅう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「東カラフト海流」の意味・わかりやすい解説

東カラフト海流
ひがしからふとかいりゅう

樺太(からふと)(サハリン)の東岸沿いに北海道沖合に南下する寒流オホーツク海反時計回り海流系の一部となっているが、強い流れではない。アムール川の水や融氷水の影響を強く受けて、塩分が低い(夏期表層で32以下。32は海水中の塩類の量をpsu実用塩分単位で示した値)のが特徴である。表層水温は夏には15℃くらいになる。この低温・低塩分水は海氷の生成に関係している。この海流域はスケトウダラニシン漁場である。

[赤川正臣]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む