東エルサレム(読み)ヒガシエルサレム

デジタル大辞泉の解説

エルサレム東部、1947年の国連によるパレスチナ分割案によってパレスチナ人居住地とされた地区。嘆きの壁聖墳墓教会岩のドームなどがある旧市街を含み、1981年に「エルサレムの旧市街とその城壁群」の名称で世界遺産(文化遺産)に登録された。中東戦争以降イスラエル実効支配しているが、パレスチナ暫定自治政府もパレスチナ人国家の首都としており対立している。→西エルサレム

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

エルサレムは、1948年の建国以来イスラエル領だった西エルサレムと、67年の第3次中東戦争でイスラエルに占領併合された東エルサレムに分かれる。イスラエルはさらに64平方キロをヨルダン川西岸地区からエルサレムに編入して拡大し、合わせて「不可分の首都」と主張している。併合を正当化するため、東エルサレムに住むパレスチナ人にも身分証と東エルサレムへの居住権を与えた。 国際社会はエルサレムをイスラエルの首都とは認めず、その帰属は「イスラエルとパレスチナの和平交渉で決めるべきだ」としてきた。だが、東エルサレムの「ユダヤ化」は着々と進んでいる。パレスチナ人32万人超に対し、占領前にはいなかったユダヤ人入植者が21万人に上っている。

(2019-03-25 朝日新聞 朝刊 2外報)

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