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東シナ海ガス田開発問題 ひがししなかいがすでんかいはつもんだい

知恵蔵の解説

東シナ海ガス田開発問題

尖閣諸島問題」のページをご覧ください。

東シナ海ガス田開発問題

東シナ海の大陸棚の海底にある天然ガス田開発を巡る日中間の問題。東シナ海では日中間の排他的経済水域(EEZ)が重なっており、両国の主張が食い違ったままで境界が未確定だった。そこに、急速な経済成長に伴う深刻なエネルギー問題を抱える中国は、2003年8月から、日中中間線から4km中国側に入った春暁(日本名「白樺」)ガス田の開発に乗り出し、パイプラインや生産設備を建設した。これに対して、日本は日中友好を優先して試掘や開発は控えてきたが、05年7月、対抗措置として帝国石油に試掘権を許可した。日中間の協議も始まったが、日本は鉱床が日中中間線を越えている可能性のある春暁ガス田の共同開発を主張、中国は春暁ガス田周辺以外の東シナ海の北部と南部での共同開発を提案、と話し合いは平行線をたどっている。東シナ海南部には尖閣諸島の領土問題があり、さらに靖国神社参拝問題などで冷え切っている日中の政治関係が輪を掛けて問題を困難にしている。

(飯田哲也 環境エネルギー政策研究所所長 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について | 情報

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