東丸山遺跡(読み)ひがしまるやまいせき

日本歴史地名大系 「東丸山遺跡」の解説

東丸山遺跡
ひがしまるやまいせき

[現在地名]郡山市安積町成田

大槻おおつき扇状地の扇央部南側、笹原ささはら川北岸の低位段丘上に立地する古墳時代前期―平安時代の集落跡・墓跡。昭和四九年(一九七四)に第一次調査、昭和五九―六二年に第二―四次調査が行われた。調査の結果、竪穴住居跡九八棟(縄文時代前期一、古墳時代前期六・同後期二七、奈良―平安時代六〇、不明四)・掘立柱建物跡五棟・土坑五〇基・経塚二基・溝三条・方形周溝墓六基・円形周溝墓六基・土坑墓四基が検出され、縄文土器弥生土器土師器須恵器・赤焼土器・手捏土器・鉛製ペンダント、鉄製品(鉄鏃・刀子・鎌)石器、石製品(石鏃・石斧・石皿・砥石など)が出土した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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