東京パック(読み)とうきょうパック

改訂新版 世界大百科事典 「東京パック」の意味・わかりやすい解説

東京パック (とうきょうパック)

明治後半期~大正初期の代表的漫画雑誌。1905年4月号から15年11月号までの刊行が確認されている。有楽社発行。北沢楽天が主宰し,スタッフに川端竜子坂本繁二郎山本鼎,石井鶴三ら,のちに一家をなす画家たちを擁していた。四六四倍判16ページ建てで,色刷り(石版4色刷り)が新鮮だった。10銭という安い値段と日露戦争題材とする漫画により人気を獲得,一時は10万部も発行し,風刺漫画を大衆に親しいものとした。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む